口の中が汚れていると、その細菌を含んだ唾液などが肺へ入っていき、肺炎になることがあります。また、肺炎が重症化すると、発熱、最悪の場合死に至ることがあります。東日本大震災被災者における口腔衛生状況と口腔内環境に関する調査報告では、
①48％の被災者は歯や口の中に何らかの不具合を感じていたものの，震災後に歯科医療を受けていなかった。
②口の中が汚れていると肺炎になり，重症になると発熱・死亡することを知っている被災者は16％にすぎなかった。
③専門的口腔ケアが早急に必要 または必要な被災者は97％で，歯科治療が早急に必要，または必要な被災者は60％であった。
という結果が出ています。このことから、口腔ケアが必要な人は多いはずなのに、実際口腔ケアをおこなった人は被災者の約半分しかおらず、口の中が汚れていると危険というこを知っている人も少ないことがわかります。
実際どのように口腔ケアをおこなったらいいかについてはこちら→
お茶で口腔ケア（ライオン歯科材株式会社）
